辻　信幸

つじ　のぶゆき

教授

憲法、行政法、専門演習Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ

『専門演習』
日本国憲法は、1946年11月3日に制定され、翌1947年5月3日に施行された。この70年を越える間、日本国憲法は、日本国のあり方を定めた基本法として、国のあり方を規定してきた、はずである。だが実際には、憲法の条文が意味しているところについて、広く合意が得られず、場合によっては正反対の理解に立って、議論されることさえあった。このように、憲法は、読めばただちに共通の理解に到達できる文章の羅列ではない。より説得的な理解をめざして、あるいは現実の必要に迫られて、多くの論者(それは学者などばかりではなく、ごく普通の一般人から、弁護士、はては裁判所や国までも含まれる)がさまざまな説を唱えている。そして、憲法をどう理解するのが妥当であるか、という議論には、誰もが参加することができる。こういった問題を考える点に、憲法を学ぶ面白さがあるといえる、と私は思う。そこでこの演習では、実際に起こった事件を通じて、そこで問題となった内容について、代表的な説を紹介、検討し、さらに裁判所の判断－すなわち現実に適用されている憲法－と比べることによって、「憲法」をより深く理解できるようにしたい

憲法

憲法裁判における判決手法

1. 裁判官統治論に関する歴史的考察 北大法学論集52巻1号
2. フランス憲法院による法律の憲法適合的解釈に関する一考察（1)から(5)(未完)北大法学論集「58巻2号、3号、6号」「59巻1号」「60巻6号」
3. フランス第五共和制憲法61-1条施行法律とその実施状況—コンセイユ・デタの判決を事例として　釧路公立大学紀要「社会科学研究」23号

博士（法学）

日本公法学会、国際人権法学会

釧路町情報公開審査会委員（2015年から）
釧路町個人情報保護審査会委員（2015年から）
釧路町行政不服審査会委員（2016年から）
釧路市手話普及啓発推進会議委員（2017年から）
標茶町行政不服審査会委員（2018から）