永山 ゆかり
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プロフィール
氏名
永山 ゆかり
よみがな
ながやま ゆかり
職名
教授
担当科目
露語、露語コミュニケーション、言語と文化A、教養演習B
担当科目紹介
ロシア語は世界で8番目に話し手の多い言語で、ロシア語を話す人は世界に約2.5億人います。ロシア語の話し手の大部分はロシア連邦および旧ソ連諸国に暮らしていますが、ヨーロッパや北米など、旧ソ連以外にもロシア語を話す人はたくさんいます。また、ロシアはおよそ200の民族が暮らしている多民族国家でもあり、ロシア語はロシア人だけの言語ではありません。現在のロシア地域と北海道地域の交流の歴史は古く、その起源は旧石器時代までさかのぼることができます。中世以降も、和人が北海道へ移住するよりずっと以前から、人やものの往来がありました。日本全国でロシアの自治体と姉妹提携している自治体は40あまりあり、その4割が北海道にあります。時代や政治体制が変わっても、ロシアが日本の隣人であることは変わりません。ロシアとのつながりが深い北海道で、ロシア語を通して言語や文化の多様性を学びましょう。
専門分野
言語学、シベリア地域研究
現在の研究テーマ
1. チュクチ・カムチャッカ諸語の記述研究
2. カムチャッカ先住民のライフ・ヒストリー
主要研究業績
- 永山ゆかり(2024)「第28章 カムチャッカ半島の先住民言語:18世紀から現在までの言語分布の変遷」、服部倫卓・吉田睦(編)『ロシア極東・シベリアを知るための70章』明石書店.
- 永山ゆかり・吉田睦(編)(2018)『アジアとしてのシベリア:ロシアの中のシベリア先住民世界』(アジア遊学227)勉誠出版.
- 永山ゆかり・長崎郁(編)(2016)『シベリア先住民の食卓:食べものから見たシベリア先住民の暮らし』東海大学出版部.
- 永山ゆかり・山田仁史・藤原潤子(編)(2014)『水雪氷のフォークロア:北の人々の伝承世界』勉誠出版.
- 永山ゆかり(2013)「アリュートル語」、小野智香子(編)『日本語の隣人たちII (ニューエクスプレス・スペシャル)』白水社.
学位
博士(文学)
所属学会
日本シベリア学会(幹事)
主な社会貢献活動
北海道立北方民族博物館研究協力員(2021年から)