小阪裕城
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プロフィール
氏名
小阪 裕城
よみがな
こさか ゆうき
職名
准教授
担当科目
時事英語、教養科目特殊講義C、地域社会共生論、国際関係概論、国際関係論B、専門演習、卒業研究
担当科目紹介
【国際関係概論】
国際関係論の基本となる理論と歴史を学びます。理論というと難しく聞こえるかもしれませんが、物事を分析するための「ものさし」です。理論が常に正しいとは限りませんが、理論の「ものさし」を当てることによって、目の前にある物事の特徴を把握し、さらなる理解のために何が必要か、ヒントを得ることができます。複雑な世界を読み解く手がかりをつかみ、世界(史)のなかの「私たち」の位置とあり方を考えることができるようになることが目標です。
【国際関係論B】
アメリカは政治・経済・軍事はもちろん、社会や文化の面でもとても大きな存在です。日本もまた、歴史的にアメリカに大きく影響され、魅了されてきました。授業では主にアメリカの政治外交史および人種関係史を世界的文脈のなかで学びます。アメリカの多様な姿を学びつつ、自身のアメリカ像を問い直すことで、日本に生きる「私たち」の生き方や社会のあり方を考えるきっかけにして欲しいと思います。
専門分野
国際関係論 国際機構論 国際関係史 アメリカ史
現在の研究テーマ
- 第二次世界大戦直後の「人権」をめぐる国際史
- 日本における「国連婦人の十年」の展開の国際史的研究
主要研究業績
「「大根一本でも政治」—釧路市初の女性市議会議員・三上イトの足跡—」, 『釧路公立大学地域研究』32号,2023年12月,67-82頁
「個人の主体性を封じ込める:「人権」から見た第二次世界大戦直後の世界秩序再考」, 歴史学研究会(編)『歴史学研究』1028号,2022年10月,123-131頁(依頼有)
「国際人権レジームとアメリカ例外主義—国際人権の歴史のなかのアメリカ、そして日本」兼子歩・貴堂嘉之(編著)『ヘイトに抗するアメリカ史—マジョリティを問い直す』, 彩流社,2022年,249-269頁
「国際人権章典起草とオーストラリア外交—国際人権裁判所構想を中心に—」, 国際法学会(編)『国際法外交雑誌』, 第120号(4), 2022年3月, 1-24(537-560)頁(査読有)
「国際機構と人権理念—戦後世界秩序を問い直す視座をめぐる予備的考察」,歴史科学協議会(編)『歴史評論』,第844号,2020年8月,54-65頁(依頼有)
「「国連婦人の十年」と世界女性会議をめぐる日本人女性の歴史経験——「社会の裾野」に注目した国際人権規範の「社会化」研究への試論——」『人権を考える-関西外国語大学人権教育思想研究所紀要』第22号,2019年3月,37-58頁
「国際主義と国際機構の歴史をどう描くか-マーク・マゾワーの歴史叙述から考える」『長野県短期大学紀要』第73号,2019年3月,65-75頁(査読有)
「国際機構に請願する権利─世界人権宣言と個人の主体化をめぐる国連史序説」,日本国際政治学会(編)『国際政治』第193号,2018年9月, 92-107頁(査読有)
「戦後世界秩序のなかの「国際人権」、1945~1953年—「フォーラム」としての国連、「抗議のコトバ」としての人権」,(博士論文, 一橋大学社会学研究科), 2017年, 1-129頁
「「人権外交」のジレンマ-国際人権規約起草をめぐる国際/国内政治とアメリカ国務省 1949-1953年-」, 日本アメリカ史学会(編)『アメリカ史研究』第39号, 2016年8月, 59-78頁(査読有)
「アメリカ・ユダヤ人委員会とイスラエル-建国の余波のトランスナショナル・ヒストリー」, 歴史科学協議会(編)『歴史評論』第792号, 2016年3月, 61-74頁(依頼有)
「黒人運動の「外交」-全米黒人向上協会(NAACP)、国際連合と冷戦」足羽與志子・中野聡・吉田裕(編)『平和と和解—思想・経験・方法』, 旬報社, 2015年, 208-243頁
「「ユダヤ人問題」の解を求めて—アメリカ・ユダヤ人委員会, 国際人権とイスラエルの建国一九四二~一九四八年—」,日本国際政治学会(編)『国際政治』第176号, 2014年3月, 43-56頁(査読有)学位
博士(社会学)
所属学会
日本国際政治学会
日本アメリカ史学会
日本国際文化学会
歴史学研究会
国際人権法学会
国際法学会
主な社会貢献活動
- 長野県短期大学平成29年度市民カレッジ講師,於長野市生涯学習センター,2017年7月6日