本学の学生が「情報処理学会 第84回全国大会」において表彰されました
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表彰のお知らせ
●表彰のお知らせ
本学学生が情報処理学会の第84回全国大会において発表した論文が学生奨励賞(Student Encouragement Award of IPSJ National Convention)に選ばれました。
●受賞学生
4年 栗谷川 知紀さん(岩手県立盛岡北高等学校卒業)
【論文名:CPR訓練システムにおける適切な圧迫テンポの可視化アルゴリズムの開発】
【論文名:CPR訓練システムにおける適切な圧迫テンポの可視化アルゴリズムの開発】
●受賞の感想
この度は情報処理学会の第84回全国大会の発表において、学生奨励賞という大変名誉な賞をいただき光栄に存じます。本研究は、CPR(心肺蘇生法)の訓練においてAzure Kinect DKセンサーカメラを用いて、正面と側面の2方向からCPRの正しい(あるいは誤った)姿勢を検知判定し、AR(拡張現実)表示で可視化する訓練・分析に寄与するシステムを開発しました。
今回は新たに、CPR訓練システムにおける適切な圧迫テンポの可視化アルゴリズムを開発しました。適切な圧迫テンポの可視化アルゴリズムでは、CPR訓練用人形を正しい姿勢で圧迫したときに鳴る「クリッカー音」を、正しい圧迫タイミングで鳴らせたときのみに計数処理する機能の実装をおこない、開発したシステムを用いた実験で得られたデータを統計処理することで、CPRの姿勢と圧迫回数の関係性や圧迫テンポが適切な割合を分析しました。適切な圧迫テンポの可視化は初めての試みでしたが、圧迫テンポが速すぎる圧迫や遅すぎる圧迫とCPRの姿勢の関係性の分析は、より合理的なCPRの姿勢の発見に繋がっていくと考えております。
最後になりましたが、指導教官として研究を支えて下さった皆月教授ならびに本学の関係者の皆様と実験にご協力下さった皆様に改めて心からの感謝と敬意を込め、謹んで御礼申し上げます。
写真1:本学内にて記念撮影(写真左から 皆月教授、栗谷川さん、小路学長)
写真2:小路学長への報告の様子(写真左から 小路学長、栗谷川さん)